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ねこねっと山中湖 
令和4年(2023年)度 活動報告書

今年度もご協力頂きました各市村役場 担当職員の方々、獣医師の方々に多大なるご協力、並びに愛護動物の適切な管理にご理解、ご対応頂けました事を心より感謝申し上げます。

令和4年度活動所感
令和4年度活動所感

保健所が本来の機能を果たさないのは変わらない中、今年度は遺棄が疑われる保護や虐待が疑われる事案が見受けられる年度となりました。

各市町村役場職員さんにおかれましては以前より運用して頂いているどうぶつ基金の行政チケットに加え、県からの猫の避妊去勢費の補助金が適応されるなど愛護動物の取扱い業務に時間を多く割いて頂く結果になりました。

県の避妊去勢費用の補助金が交付され多くのさくら猫の誕生が加速し、繁殖制限という意味では成果があったと思われます。当然ですが、さくら猫の負傷も増えてきており今後更なる負傷事案が増える事は容易に推測されます。

県からは各市村役場に負傷愛護動物の救護は委譲されていると思いますが負傷の程度によっては高額な医療費が必要となる問題もあり、更には治療を終えた後にさくら猫としてリリース出来ず生涯保護となる問題も軽視出来ない状況です。県とは避妊去勢手術後のさくら猫達の医療費の問題や手術したらそれで終わりではない今後のさくら猫の在り方を是非協議して頂きたいと切に望みます。

TNR活動については当初、各市村役場にねこねっと山中湖がボランティアとして参加させて頂いておりましたが、現在ではTNR活動が各市村役場の業務に変わる流れとなりました。

昨年度お願い申し上げていた事案の一つの「愛護動物における行政が主体の活動」が実現されつつあります。

三市村役場全体でのお話になりますが今年度は適切に係留できる施設を作って頂き、TNR活動につきましても現場作業実地、前泊後泊の係留作業、手術の搬送、リリースは職員さんだけで行って頂けるなどご尽力には感謝致しております。

継続するには人手や予算などこれからまだ改善向上して頂きたい事はございますが、先に山中湖村村民生活環境産業課課長よりお話をして頂いております通り、
 

  • 現行の 動物の愛護及び管理に関する法律 に沿った愛護動物の取扱い

  • 地域猫及びさくら猫の適切な扱い

  • 愛護動物の適切な一時係留並びに一時保護
     

山中湖村 忍野村 富士吉田市 三市村役場合同での愛護動物に関わる活動への協定にご理解を頂きたく思います。

内容につきましては各市村役場ごとに状況が異なりますので個別にお話をさせて頂きます。

全体として新しく御考査頂きたい事案と致しまして、市村役場の業務と愛護団体の活動の適切な在り方を再度見直して頂きたく思います。又、既存のさくら猫のエサ場の継続問題や重複致しますがさくら猫の負傷医療増加も問題であります。

団体や人が代わろうとも愛護動物の活動の継続を正しく行政主体で長期継続出来る様にお願い申し上げます。これらは以前からお伝えさせて頂いている通り保護件数に対して愛護団体やボランティアが不足している問題にも大きく関係してくると思われます。

動物愛護管理法や飼育ガイドラインの周知、徹底はまだまだ出来ていないのが現状になります。可能な範囲での広報や防災アプリの掲載や活用などもお願い申し上げます。

 

毎回のお願いになりますが三市村は観光地になりますので住民と観光客の災害時のペットの同行避難は引き続き御検討頂けます様宜しくお願い致します。

令和4年度活動所感
令和4年度 保護頭数

 ※TNR の統計は行政業務の為、省略致します。

医療費合計

3,136,169円 (前年度2,047,571円)

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